「施療院の幽霊」へのご感想をいただきました

施療院の幽霊」へのご感想をいただきました。

ありがとうございます! 今回は美味しい情報も!

ネタバレを含みますのでご注意ください。

 

 

施療院の幽霊、ジェレフさんに対する予想以上のボーナスステージ話でびっくりしました。パスハの南の更新を日々待っていた頃からサフナール様のファンをやっておりましたが、まさかこんな結末を見届けることになろうとは。幽霊のお話に転換した瞬間の「してやられた感」、とても気持ちよかったです。デザートを諦めてくれる程にサフナール様がジェレフを気に入っていたというのは正直意外でしたが、よかったねという保護者のような謎の安堵もありました。次の船旅は酔い止めの必要がない穏やかなことになることを祈りますが、先輩たちからジェレフちゃんの歌が容赦無く流れてくる気もして、その、非常に楽しそうですね!五体満足な姿のシェラルネお嬢様もいらっしゃるんでしょうか。なお、別次元にはなりますが、箱庭の方でヘレンさんの女子会相手がいらっしゃったーと少しワクワクもしてしまいました。女性陣の無敵ぶりに拍車がかかりそうで大変素敵です。イェズラム様の頭痛は悪化しそうですね。治癒者が追加されたのに!

ところで、自分は文字情報は文字情報のまま受け止めて、妄想するには個人の経験が元になるタイプなのですが、サフナール様が最後に選んだお店のお料理については、こちらかな、とツイッターを拝見してぼんやり思いを馳せておりました。(https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13055381/オスマン宮廷料理という看板もさることながら、前菜の盛り合わせがとても美しく懐石にも通じるものがあると思いまして。気軽に行けるお店ではありませんが、機会がありましたら是非。

 

ご感想ありがとうございます!

「地方巡察」で大変な目にあったジェレフの慰労のために、いい思いをする作品を書こうと思って書いたので、ジェレフにとって話がうますぎる展開になったことは否めませんが、どうせなら生きている時にうますぎる展開だったほうがよかったですよね。なぜか100%はジェレフに優しくできない作者です。

ジェレフはサフナールが好きなんだろうな、と思って、こういう話に仕立てたのですが、なにせ「地方巡察」を書いたばかりだったので、「アイシャどないなったんやジェレフ。シェラルネお嬢さんは? お前の頭ん中は、どないなっとんのや……」という一抹の怒りがですね。

まあ、まあ……モテる男はつらいですよね(棒)

「施療院の幽霊」を書きながら、この話は、サフナールが「まあ、わたくし死んだわ!」と生霊化したところ、霊の世界が見えるようになり、ジェレフがもうずっと前に死んだというのにボーッとさまよっていたので(うらめしや〜)、「まあ、あの人まだ往生してないわ」と気の毒になり、一緒に連れて行ってあげた話、なのではないかという気が、うっすらしていました。腐れ縁というのでしょうか。

旅には道連れがいたほうが、楽しいですよね。

死んでしまった時に実際どうなるのか、私には皆目見当もつきませんが、俗に、お迎えが来るとかいう話もありますので、じゃあ、ジェレフがサフナールを迎えに来たってことになるのかなあ。でも、そうだとしたら、何しに来たか忘れてもうてるしジェレフ。

サフナール姐さんも、「他に誰かいなかったのかしら(そういえば誰もいない)」って苦笑いだったんですね。

でも、作者としては、この二人は付かず離れずでお似合いと思います。

逝った先にイェズラムもいるんでしょうか。理屈上いるはずですが。船の上から怒鳴っていた人は多分イェズラムではなく、「名君双六」に出てきたシャロームだろうと思って書いていました。もしくは特に誰ということもない、ジェレフの先輩たち(大勢)なのでしょうか。はっきり決めていませんが、想像がひろがります。イェズラムはもう責任から解放されて、ぐうたらしているのかなあ……というフリをしながら、弟がどうなったか、ハラハラしていそうですが。でも意地っ張りなので、死んでも化けて出ないと思います。(ほんまに死んでるけど!)

ヘレンと女子会も楽しそうですね。いいなあ女子会! 旅籠で食べ損ねたデザートを、サフナールには楽しんでもらいたいです。お友達の女英雄とも再会するでしょうし、なにしろ底なしサフナールの凱旋ですからね。

 

なんだか作者の自作萌えがひどすぎて、分かる人にしか分からない返信内容になってしまいましたが、すみませんΣ(・∀・;)

最後に、オスマン宮廷料理!!

これは、とっても美味しそうです。肉あり魚あり、盛り付けも綺麗で、そしてデザートも……!

やっぱりサフナールもデザートまで食べたほうがよかったですよね。今生の心残りにならなきゃいいんですが。

私もぜひ食べてみたいです。

きっとタンジールにもこういう料理を出すお店があって、市民の皆さんも大枚はたけば、王侯貴族の食べているものを楽しめるのでしょうね。

観光資源がいっぱいありそうな街です。

そんな空想の街へ、読者の皆様とまたご一緒できたらいいなあと思います。次はデザートも忘れずいただきたいものですね。