ネタバレも甚だしいのでTweetを削除してきたログ。湾岸の族長位継承について。

拙作「カルテット」の執筆再開をするにあたり、物語の先行きのことなど、自分の中で復習しているのですが、その思考がTwitterダダ漏れなので、さすがにどうかと反省して、削除してきました。そういうわけなのでネタバレを含みますが、自分がボケて忘れた時に備え、創作メモとしてここに残します。

 

これ↓はネタメモで、まだネタバレじゃないです

 

ここらへんから徐々にネタバレ含みます。

@sousakuTL 湾岸ではチャンバラの強い男がモテるっていう話を今朝していて、テルの物語の「湾岸の風」とか、「パスハの南」に出てきたイルスと兄のジンを思い出した。彼らは仲良し兄弟で、少年時代は離れて過ごしたけど、青年期には割と一緒に過ごせるようになる。二人とも父親に似て、

@sousakuTL 剣の腕が立つし、イルスは持病があるとはいえまだ深刻さはなく健康だし、ジンに至っては殺しても死なないぐらい健康だと思う。それで誰と戦っても勝つぐらい強いんだから、毎日が面白くてたまらんだろうな。女の子にもモテモテで、お父さんの家臣団にも殿下殿下と可愛がられてて

@sousakuTL 国民の人気もあるのです。いわゆる判官贔屓ってやつか。ヘンリックの正妃にも三人の息子がいるものの、国民は大貴族出身の正妃には反感があって、ヘンリックのロマンスのほうを支持している。部族の男らしくアルマの契りを結んだウエラに産ませた息子こそ本物という見方をしてる

@sousakuTL その初子であるジンが、ヘンリックと顔そっくりで、男前だし、族長の剣闘士時代を彷彿とさせる腕前なので、もうみんな惚れ惚れしちゃうし、その弟イルスだって強くて、2人は仲もいいのだから、次世代はこのブラザーズで部族領を盛り立てようぜと皆思ってしまう。

@sousakuTL そこらへんの居酒屋のおっちゃん達までが、本気でそう思っていて、「がんばれよ!」みたいに酔っ払って道で声をかけてきたりする。イルスはともかく、それでその気にならなきゃ若者としてはおかしいぐらいだろうと思うし、ジンも族長位を継ぐ気まんまんだろう。でも、

@sousakuTL ジンの政治的な勢力は、国境線を守備する駐屯軍で、勢力圏は辺境に位置している。それ以外の地位や権力をヘンリックが与えていない。イルスは首都と族長の警護にあたる親衛隊であるメレドンの隊長職を与えられていて、隊員の支持があるけど、やはり領地や官職がないのだ。

@sousakuTL ヘンリックは、ヘレンの息子たちに政治的な権力をただで継がせる気がないみたい。彼らに野心があれば、採れる道は、族長への挑戦(ヴィーララー)か、もしくは自分以外の兄弟を倒して、選択の余地を狭めること。従来も族長位は世襲されてきたのだし、それでもいい気もする。

@sousakuTL だけどジンは単に父親に勝ちたいだけで、部族領を率いていく覚悟は、本当にところ、ないんじゃないか。ヘンリックはその辺が気になって、ただ国民からのアイドル的な人気があるだけじゃ駄目だと思ってるし、ダメと思います、作者も。 では、誰が湾岸の族長冠を継承するのか?

@sousakuTL ヘンリック父さんは、長男を即位させて、他の兄弟にその治世を補佐させようとでも思ってるのか? それともジンが人格的に成長するのを辛抱強く待ってみるつもりなのか。 あるいは血縁者に地位を継がせる気がないのか。 イルスが健康だったら悩まないのになあ、みたいな?

@sousakuTL 人質時代を経て、経験値のあるイルスのほうが、適任だと思うが(作者は)、イルスでは部族領で求められるカリスマ性に欠ける。あと健康も。だから兄貴の方を即位させて、イルスにそれを支えさせるのが、いちばん現実的と思う。兄弟が自分たちでその結論に至ることができるかな。

@sousakuTL その統治モデルって、おとなりのダロワージと同じなので、ちょっと行って参考にしてきなさいよね。

@sousakuTL あ、ギリスちゃんに聞けばいいんだよイルス∑(゚Д゚)

@sousakuTL ジンて血気盛んで、軽率なところもあるけど、弟と力を合わせることができれば、良い統治者になれる気もする。ヘンリックがヘレンのアドバイスを聞いてたようにだな。心優しくて分別のある弟イルスの意見に、もっと耳を傾けるんやで、おにい。

@sousakuTL でも、小説としては、「どうして主人公であるイルスが族長にならないの?」という気持ち悪さがあるだろうか。うーん……

ネタバレも甚だしいな。

 

甚だしかったです。