「地方巡察」11章へのご感想にお返事
「地方巡察」11章にご感想、拍手をいただきました。
ありがとうございます。
風邪引いて寝込みながら根性でUPしちゃったので、内容どうだろうと心配だったですが、いちおう週一更新で毎土曜日の夜に公開してきたので、同じペースで読んでいただきたいなと思い……見切り発車の感が否めません(TдT)
読みにくかったら申し訳ないです。
> 07/11 17:24 親父が超~胸くそで、ぶっとばしてやりたくなりました! ジェレフ、よく耐えた! でも、あまりにも胸くそなので、ジェレフに成敗しちゃって欲しかった気もするし、この先、彼が何かひどい目にあうように、心底祈ってます。
町長やっと登場でした。おっちゃんも何故かというか美形種族なので必要もないのに美貌です。もうホント、作者もどうしようかと困っています。しかもただの悪い人だ(;´Д`) うちの作品に出てくる悪役って、主人公より人気が出たりっていう事がある系統のものが殆どなんですが、町長はストレートに読者さんに憎まれているようです。
ジェレフは我慢しなかったほうが良かったでしょうか。キレそうになってましたものね。どうもこの作品、キレそうでキレられないジェレフを楽しむものだというのが、書きながら分かってきました。それが読者さんにも楽しいのか、すごく心配です(汗)
> 07/11 19:42 これが地方巡察でのジェレフの戦い方なんですね、しびれました。
ジェレフ、特殊な公務員として頑張っています。
竜の涙は、私闘してはいけないという掟があるので、ジェレフは我慢しているのです。あと、仕事で来てるので、仕事先の人と喧嘩はできないですもんね。大人ってツライです。
こういう嫌な感じが、とってもなんだかリアリティがあります。。こういうの、現実でもある。。
ありますね。仕事先で理不尽な人を見かけたりすると、すごくモヤっとしますね。
現実には、そのモヤっとはモヤモヤのまま飲み込んでいくしかないことが殆どですが、この作品はフィクションなので、スカッとするオチもありなはずなんですが……。
「地方巡察」は私が、モヤッとする話が好きだった頃にプロットを作ったものなので、あんまりスカッとしないかも…………すみません。ネタバレか、これはorz
作者もすごくモヤモヤしながら書いています。ジェレフのモヤッとする出張に、オチまでお付き合いいただけると嬉しいです。
続き、独り言ですが。
「地方巡察」の構想をいつ頃、練っていたのか、すでに記憶がおぼろげなのですが、原稿ファイルの作成日などから、「海猫の歌」とか、「名君双六」とかを書いていたのと同時期だったと思われ。「名君双六」は痛快な傾向の作品として書いていたけど、「海猫の歌」は、どうしようもなくモヤっとする救いのない話でした。
痛快なのを書くと、反動でモヤっとしたのを書きたくなる性癖があるみたいで、「地方巡察」もたぶん何かの反動で書いた、モヤっと系だったのかなあと思います。
そんなのをリハビリに書いていると、ただ単にモヤっとするばかりでツライ(;´Д`)
たぶん、読者様の大多数は、痛快であるとか、明るく楽しい話がお好みかなと思うので、私はそういうニーズに合った、スカッと爽やかな読み口のものをメインに書いて、モヤっとは1人でゴソゴソ書いて、そっちも読みたいわっていう奇特な読者様向けにコッソリ公開させてもらう程度にするべきなのに、ブランク明けリハビリ中の今、モヤっと系「地方巡察」しか原稿がないという心苦しさったら無いわ!!
「地方巡察」を脱稿したら、スカッと爽やかな作風のほうに戻りたいなと思っています。そうなるといいな……。
リクエスト
Web拍手から、リクエストっぽいのを頂戴しました!
> 07/01 00:00 惚れっぽいイルスが、惚れられて気づかないお話が読みたいです
おぉーー!! これどうしよう! その発想はなかったです。
イルスは、なんだか惚れっぽい子で、ちょっとしたキッカケでいろんな人を好きになる人物なんですが、自分が惚れられてるのにも、なぜか敏感みたいで、すぐ気づくようです。
ぼやっとしてるようで、恋愛体質なんですね。
良く言えば、人の気持ちに敏感な子なんだろうなと思います。
ブランク明けのリハビリに、イルスが出てくる短編書きたいけどネタが出ないとTwitterで呻いていたので、リクエスト頂けたのかなと思います。
何か考えてみます。順番としては、「地方巡察」を書き上げた後になりそうです。
「地方巡察」へのご感想にお返事
ご感想コメントや拍手をくださった皆様、ありがとうございました。
遅くなりましたが、お返事を書かせていただきます。
●地方巡察09へのご感想
> 06/29 11:50 ジェレフ、アイシャを怒らなくて優しいですね。普通、怒ってもしょうがないけど、怒りますよね(^^;)
ほんとだ! ジェレフは優しいですね。
執筆する時は、視点キャラに入り込んで書く感じなのですが、この時のジェレフは自分の落ち度と思っていたようです。
きっと宮廷での躾が良かったんでしょうね。厳しい先輩たちにビシバシ躾けられたんでしょう。
アイシャの、幼子のような無垢さが、哀れでもあり愛しくもあります。
アイシャはこのお話限りのちょい役キャラののですが、書いていて、可愛い子だなと思います。主要キャラには居ないタイプなので、今作限りでお別れで寂しいです。
ストーリーに関係ないので描写がないですが、アイシャも美形種族の出身なので、きっと顔も可愛いんだと思います。
> 06/29 11:57 アイシャを怒らないばかりか、アイシャに累が及ばないよう配慮までして、何の得もないのに危険を犯してお嬢さんを治療しようとするジェレフの、無私無償の行動は、まさにヒーローだと思います。
次章以降、ますます深入りするジェレフに唖然とできます。
●地方巡察10へのご感想
> 07/06 10:41 いいところで終わってて続きが気になります!
この後、続きをUPするつもりです。読んでやってくださいませ。
> 07/04 20:02 うぉぉーぞくぞくする展開です、やばい!
ジェレフは攻撃できたんでしたっけ、逃げ惑うしかないのでしょうか、アイシャが熊手でも持って助けてきてくれるのでしょうか、発想が貧困な私には、草まみれのヘレンの姿しか思い浮かんでいません!
続き楽しみにしてます!
ジェレフは治癒術使いで優男っぽいですが、実は武術もできるんです。
以前書いていた「名君双六」という話で、少年期のジェレフが出てきて、むかつく先輩を投げ飛ばして、怒られているシーンがありました。体術が得意なようです。こう見えて、素手で格闘するお医者さんなんです。
でも残念ながら、あんまり戦闘シーンがありません(TдT) 常に回復担当です。
アイシャが熊手持って助けに来てくれたら嬉しいなあ!
残念ながら、そういう展開にはなってないんですが、次章もご期待ください。
「地方巡察」他へのご感想にお返事
せっかくコメントをいただきましたのに、お返事が遅くなりまして、すみません。
コメントや拍手をくださった方々、ありがとうございました。
> 06/25 22:25 イルス界隈の番外編のご案内、ありがとうございます。
とても懐かしく拝読させていただきました。
古い作品なのに、憶えていていただいて、嬉しかったです。
パスハの南に、脇役として出てくる海辺の人たちは、私もかなり楽しんで書いた記憶があります。(パスハの南、一応まだ消さずに置いてました)
そして、舞い散る花のロマンスのことも思い出しました。
未完でございます〜(ヽ'ω`)
地方巡察の中、
“悩んでも仕方のないことを、延々と悩む訳も、分からないのだ。
そういう贅沢な時間の使い方は、自分たちには許されてこなかった。”この一節にがつんとやられました。
そして、紫煙蝶での、ジェレフの最期の様子が過りました。
『死ぬんじゃない、帰ってこい、お前のガキがうるせぇよ』ってところ。。。
ジェレフって、目の前に怪我してる人がいると、脊椎反射で治療しちゃう人なんでしょうね。根っから、いい人なんだなって、「地方巡察」を書きつつ思いました。
自分は、これへこれで、一種の理想像を書いてるんだなって。
カルテット本編の続きが読みたい、結末が知りたいという欲求は変わらずありますが、こうして、さまざまな番外編を読ませていただいていると、本編のネタバレが随所にあるわけで(笑)、
申し訳……(TдT)!!
でももう、そういう人なんだ、作品なんだと、割りきっていただいてしまったようなので、書ける所から書いていきます。すみません。
アルミナが出てくるお話で、たぶん仮想空間?のシリーズだったと思うのですが、シュレーが彼女お手製の甘いものを食べさせられたり、アルミナに避けられて傷つくイルスだったりが出てくるお話は、どちらかで読むことはできますか?
おそらく、「トルレッキオ学院の歴史的な午後」という作品だと思うのですが、そのうち消そう消そうと思いつつ、まだ放置になってます。
ちなみにこれも、未完でございます〜(ヽ'ω`)
そのうちテキスト版のファイルと差し替える形で、HTMLのほうは消してしまうかもしれません。 でも当面は置きっぱなしになるかと思いますので、よかったら見てみてくださいませ。
お返事
細々と執筆活動を再開してから、Web拍手やメールフォームでメッセージを何件かいただいておりました。お返事する場を設けていなかったので、はてなブログをお借りしまして、匿名・匿アドレスの方に宛てたお返事を載せていくことにします。
拍手やメッセージを下さった方々、ありがとうございました。
●「地方巡察」06(@小説家になろう)
> 06/08 23:07 うわぁ……これは辛い状況……。せつないです。最後にちらりとアイシャを回想するのが、暗い中に一瞬灯った小さな明かりが闇を際立たせるように切なさを際立たせて、趣き深かったです。
書きながら、ジェレフはアイシャがいなかったら、もっとつらかっただろうなと思いました。二人はお互い、恋愛感情はないみたいですが、気が合ったみたいですね。
重たい内容の展開で、書いていても気分的にしんどいですが、何とか完結まで頑張りたいです。
●「地方巡察」07(@小説家になろう)
> 06/14 22:35 『恐ろしいとか、嫌だとか、そういう我儘は。許されてこなかった』というところで、なんでかわからないけど、急にぞわっと鳥肌が立ちました。たぶん、エルたちの生い立ちの歪さ、そういう存在であることの重みを、改めてくっきりと示されて愕然としたんだと思います。そんなうふに、あっちもこっちもずしんと重い中、ネフェルばあさんが相変わらずひょうひょうといい味出してて、救われます。
箱入り好青年だったジェレフが、地方巡察に出て、いろんな人に会い、これまで当たり前だと思っていた自分の価値観がぐらぐらするような体験をしているという話みたいです。自分とは違う世界にいる人と交流してみるのも、いい経験ですよね。
ネフェルお婆さんは、すごくお節介な人で、迷惑だったりもするんだと思うんですが、普通の人が遠慮して超えられない一線をガンガン越えていってくれるので、いい方向に働けば、すごく有難い人なのだと思います。展開が早くなって、作者も助かっています。
> 06/19 23:01 オンノベからはずいぶん遠ざかっていましたが、最近また夢中で読み漁っており、そうだ、カルテットの続きは出てないかなぁと思いだし、検索してみましたら、なろうで投稿されていたので驚きました
自分のサイトを置いてあるサーバーが容量いっぱいになってしまいまして、サーバーのお引っ越しをしないといけない状況なのですが、ただいま育児中ということもあって、なかなか気力を振り絞れていません。Twitterで、オンノベ界隈の皆様に、投稿サイトが便利だよと教えていただいて、前々から興味もありましたので、この機会に作品を置かせてもらうことにしたんです。便利ですね。
先々は、サイトの方も整備したいと思っているんですが、しばらくは、作業時間を執筆のほうに回して、公開するのは投稿サイトさんを利用させてもらおうと思っています。
イルスの父母の番外編が大好きでした。
以前、イルスとその家族が登場する番外編を、キャラ固めの習作として、いくつか書きました。母ヘレンの死のエピソードが出てくるのが「風の岬」、イルスがエビを剥いている話があるのは、「海老祭り」という作品です。海老祭りは、イルスが幼児のころのホームドラマみたいな内容で、昔、書けた習作を放り込んでおく用に使っていた「もえもえ図鑑」というブログに垂れ流してました。見てみたら、今も残っていました。
「風の岬」は、TEAR DROP.のトップページからリンクしてあるtxtファイル「番外編セット(1)」の一番最後に収録してあります。
古い作品ですが、よかったらどうぞ。
●「地方巡察」08(@小説家になろう)
> 06/23 09:17 『そういう自分は、ジェレフの想像を絶していた。それがどんなものか、全く想像がつかなかった』というところで、うるっとなりました。竜の涙たちの英雄人生の重さが、胸にずしんと来ました。ジェレフ、カッコいいですよ。生まれた時から常の人とは違う運めを生きてきて、だから覚悟は決まってるんだけど、その内側に、未だどこかおぼつかない柔らかさを抱えてる、そういう人並みの若さが共感と愛しさを呼ぶのだと思います。
Twitterで、私が「ジェレフがかっこいいのか分からなくなってきた」的なことをボヤいていたので、このコメントをいただけたのだと思います。お気遣いありがとうございます。
ひとりでコツコツ原稿を書いていると、自分の書いているものが客観的にどうなのか、全然わからなくなる瞬間があって、筆が迷って苦しいんですが、そういう時に読み手さんからのご感想を羅針盤にして、何とか正しい針路をとるようなところがあります。
ジェレフって、背伸びしているというか、こういうふうに生きなきゃという義務感のとても強い真面目な人なんだけど、芯のほうには別の本音もあるというキャラクターかなあ、と、ご感想をいただいて見えてきました。
そのあたりを踏まえて、今、10章目を書いています。
「地方巡察」拝読いたしました!
五年以上前にこちらへ伺ってから、ずっと椎堂さんの作品が大好きです。「
地方巡察」も、tear dropにほとんど日参して再開をお待ちしていました。元
気な時代のエル・ジェレフに、ハラル先生やアイシャちゃんに、また会えてほ
んとうに嬉しいです。
お話としては苦い展開になりそうな予感がしますが、その味も含めて、カル
テットの世界をまた新しく見せていただけることが楽しくて仕方がありません
。
どんな結末でも、きっと喜んで最後までついていきます。
突然、舞い上がった感想で失礼してしまいましたが、つづきの更新も楽しみ
にしています。
(どうぞ、ご無理のありませんように)
サイトのほうを今も見てくださっていたとのことで、嬉しいやら申し訳ないやらで驚きました。長らく更新も途絶えていたので、自分しか見ていないと思っていたのですが、今も関心をもって下さっている方がいらしたという事実に励まされました。
「地方巡察」は、明るく楽しい話ではないので、どうしてブランク明けの第一作に、こんな大変なのを選んじゃったんだろうって、自分でも後悔していますorz
でも、なぜかこの作品がずっと頭のすみに強く残っていて、まずはこれを完結までもっていかないと、他のを書けないような気がしたので、やむなく書いています。
書くと、重苦しくて大変なんですが、懐かしい世界で楽しくもあります。
終わりまでお付き合いいただけるように、なるべく着々と書き進めていきたいと思います。家事育児の合間の執筆なので、のろのろ進行ですが、がんばっています。